丸の内で1st Loveを聴いたら泣けた

 着慣れたスーツに見慣れた街。部屋中探しても初心のひとかけらも残ってないであろう疲労困憊の私。多分ここから世界でいちばん遠い場所の歌だなあ、と思いながら『1st Love』を再生する。移動時間の気分転換にかわいいかわいい流星くんの声を聴いてよっしゃもうひと仕事頑張りますか〜!と気合を入れるつもりだった。テイクアウトしたカフェラテを片手にKITTEの屋上庭園でぼーっとしていたら、東京駅の駅舎がなんだか滲んで見えた。遠くの高層ビル群とすきまに覗く東京タワーが、暮れゆく街並みに揺らめいている。丸の内の真ん中で聴く「初恋」。キラキラした淡い桃色、夢と希望しかないはずのファーストアルバムは、彼らよりだいぶ大人の私にとってはなんだかとても泣ける音楽だった。

せっかくなので此処に感想を残しておこうと思う。音楽の知識は全くない本当に素人のただの感想です。

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初恋LOVE

 この曲に込められた甘さと切なさのさじ加減が好きだ。キラキラした希望に溶かされたほんのひと匙の迷いと戸惑い。ジャニーズのデビュー曲って俯瞰で世界や概念を歌っているイメージがあったので(それはそれでアイドルに与えられた特権という感じで好き)、徹底して「僕」目線で進む等身大の歌詞がとても印象的だった。「なにわ男子さんのために作られた歌だな〜!」と何度聴いてもそのたびに感じる。初恋とCDデビューの心情をオーバーラップさせる描写には素直に「こうきたか〜!」という感動があるし、「王道だけど等身大、自然体だけど王子様」という彼らのコンセプトを明確に提示しているとても素敵なデビュー曲だと思う。なにわ男子さんを応援していると、ひとつの季節を眺めているような気分になる。初心LOVEは私にとってそんな「季節」の象徴みたいな楽曲。いつか時が流れて現在進行形のmy first loveがくすぐったくなってしまう日が訪れたとしても、それでも7人で笑って初恋を歌っていてほしい。

Dreamin' Dreamin'

 なにわ男子さんの開花宣言。夢が叶う瞬間、まさに今その扉が開こうとしている一瞬を切り取ったお祝いの花束みたいな楽曲。どのグループにもひとつはありそうな王道ソングだが、歌詞のあちこちに散りばめられている問いかけの「?」が印象的で、誰も置いていかない、いつだってこちらを振り返ってくれるなにわ男子さんらしさもきちんと掬いあげて表現してくださっているな~と感じる。「王道ソングの新訳」というか、誰が歌ってもきっと素敵だったであろう楽曲がなにわ男子さんと出会うことで更なる世界観を持った作品として完成していく感覚が好きだ。あと嵐を応援していた時代に良いな~だと思う曲のクレジットを調べたら絶対に名前があったyouth caseさんに再会できて嬉しかった。

サチアレ

 思い出補正というか感情補正が強すぎて楽曲のレビューがあまり浮かばない。仕事もプライベートも積んでいてマジで人生の底だと思っていた時期に出会った、なにわ男子さんと私が始まった歌です(私が勝手に始めただけですが)きっと世界中に存在する「あの日君と出会えなかったらこんな素敵な朝を知らなかったろう」の何万分の一が、こうして今日もここで生きています。

meduse-ff.hatenablog.com

アイドルが歌う「朝」って”夜を越えた朝”(SixTONESのStrawberry Breakfastみたいな)と“一日がはじまる朝”に二分されると思うのですが、なにわ男子さんは一日のスタートとしての朝を歌わせたら最強だと思う。

月火水木君曜日

 かわいい。一音聴いたらアイドルソングだとわかるキラキラした音とメロディが大好き。『It's a 恋です、純情you know?』の音ハメ感がたまらん。なにわ男子さんはみんな若いけどそれでも現役学生という訳ではなく、何より学生時代からアイドルとして働いていた彼らにとってこの楽曲が描いている学生生活ってある意味ifに近い世界観のはず。なんだけどなにわ男子さんたちがテストも部活もカラオケも満喫してる姿はなんか容易に想像できるな!?と思う。これから先何年経っても時々思い出したみたいにコンサートで歌って欲しい。私がもしなにわ男子さんと同世代のオタクだったら、この曲を聴きながら一緒に大人になっていきたかった。

妄想っちゅーDiscooooooo!!

「一緒に初心LOVE踊ったやん!!!!!!!」←1stLove大西流星さん好きなパート大賞

この曲を聴いているときが一番「なにわ男子さんって歌上手いな~!」と思う。7人の表現力が存分に発揮されていて、いわゆるトンチキソングとかコミックソングに見せかけて実はめちゃくちゃ聴きごたえがある楽曲。いろんな小技が効いていて楽しい。特に西畑さんは声色だけで表情までなんだか浮かんで見える。次のBrand New Heroineと比較したら歌い方というか声色まで全然違うので本当に凄い。

Brand New Heroine

 2022年7月13日にスーパームーンの夜があったことはたぶん一生忘れない。仕事の関係でこの日から翌日にかけてが今年のスーパームーンだということは前々から知っていたので、『fromスーパームーン』という歌詞に触れたときなんだか嬉しくて、私にまで招待状が届いたような気持ちになって、あの夜に空を見上げて月を探した想い出まで含めて特別な歌になった。シャンデリア、ダイヤモンド、スーパームーンエスコートしてくれる彼…この世のキラキラを全部詰め込んだ宝石箱みたいな歌詞がクライマックスで『アンバランスで繊細』を『だから綺麗』だと肯定してくれるシンデレラストーリー的な展開が本当に大好き。歌詞も音もすべてがキラキラしていて、願わくばいつか映像化してほしい。この音楽の世界観を自分の目で眺めてみたい。

ちゅきちゅきハリケーン

 このインパクト特盛ソングがトンチキではなく普通に可愛い歌としてメンバーにもファンにも大切にされているなにわ男子さんが好きだ。この曲が笑いのネタにならない世界に生きている人たちだからこそなにわ男子さんのファンになったんだとさえ思える。ファンだけが知っている言葉や数字やポーズの由来とか、曲ができるまでの経緯とか、「エピソードを共有できる歌」はとにかく強い。TikTokやインスタといったタッチポイントを通してエピソードをどんどん育てていく戦略は見ていて興味深かったしたくさん楽しませて頂いた。西畑さんのグループ愛と良い意味での計算高さというか頭の良さが垣間見える歌詞だと思う。そして流星くんの振り付けは世界一かわいいのは勿論のこと「素人でも頑張ったら踊れる」の絶妙なラインをついた難易度設定が完璧で、だからこそ一般人の中年男性からドラマの共演者さんまでこれだけたくさんの方が動画をアップするムーブメントになったのではないだろうか。「ファンだけが理解できる歌詞」と「誰でも踊れる振り付け」のバランス感覚が本当に天才で大好き。

Welcome to アイラブユー

 爽快で勢いのいいラブソング。シチュエーションが特に限定されていないから、いろんな場所で、いろんな人が、「自分の歌」として聴くことができる。コンサートには参加していないので100%推測だが、現場でこそ映える、生で聴いたらより一層盛り上がる系の楽曲だと思う(現場で聴いた方、どうでしたか?)あとこの曲のパート割がとても好き。メンバーがだんだん集結していきサビで全員揃って最強になるのが戦隊モノ感が強くて良い。

シンシア

 疾走感のあるドラムが気持ちいい、ロックサウンドでストレートな愛を叫ぶ歌詞。好きだ!!!!!!!という感情の瞬間最大風速がみごとに表現された楽曲。「“誰か”じゃなくて“君”がいい」というこの上なくシンプルで飾りのないサビが印象的。歌詞カードを見返していて気付いたのですが、落ちサビの流星くんのソロだけ「“誰か”じゃなくて“君”がいい…!」という表記で。このパートを聴くときは、「…!」を声で表現している流星くんに注目して欲しい。抑えきれない感情がどんどん高まっていく疾走感。好きだ。こちらも現場で聴いたらより一層盛り上がる楽曲だと思う(いまのところ答え合わせできる予定が無いのがやるせないね…)

The Answer

 ドラマ主題歌らしいキャッチーな表題曲でありながらも、「全員をかっこよく見せてくれる」曲。ちゃんと全員の見せ場を盛り込んでいるのが良いな~と思う。あと発売当時大橋くんのダンスが好きすぎてダンプラめちゃくちゃ再生した。

Emerald

 エメラルドの石言葉は「希望」「幸運」「愛」。人を導く力があると言い伝えられている宝石。『僕のために君が笑う 君のために僕が歌う』という歌詞もあるように、アイドルとファンの関係性を連想させる楽曲。応援しているアイドルが歌う『暗がりでも見つけられる星になるから』、世界で一番欲しかった約束をここで結んでしまった。この歌詞の「僕」は「君」に対しては一切何も求めていない。「僕が夢を叶えてあげる」「僕が君を笑顔にする」ではなくて『僕から贈る夢』『僕の笑顔 君に届け』なんです。決して直接何かをしてあげることはできないけど、それでも愛のある方向に導いていく。本当に見上げる星みたいな関係性だなと思う。なにわ男子さんの歌う恋愛じゃないラブソングは、どうしてこんなに優しくて泣けるんだろう。

Timeless Love

 シンシアが瞬間を歌った曲なら、Timeless Loveは永遠を歌う曲。もちろんそんな意図は無いかと思いますが、対になっている感じがしてこの2曲を続けて聴くのが好きです。Timeless Loveを歌っているときの大橋くんは、本当に永遠を越えてやってきたんじゃないかと思ってしまう。永遠の愛を知っている人の声をしている。

ダイヤモンドスマイル

 勢い余ってもう書いてしまっていたので割愛しますが、

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エメラルドとダイヤモンドが散りばめられたファーストアルバム。個人的にこんなに響いた音楽は久しぶりでした。挑戦的な試みの作品があるわけでもなく、ビッグネームが楽曲参加しているわけでもなく、ただアイドルがアイドルであることだけを抱きしめて届けてくれる歌。私の好きになった“アイドル”が2022年にまだ此処にいてくれること。それが本当に嬉しかったです。

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 いつの間にか丸の内はすっかり夜に染まっていた。空はもう真っ暗だが、それでもこの街の灯りは消えることは無い。私が望んで自分の足で歩いてやってきた一晩中眠らない街。『1st Love』、ここから一番遠い場所だと思っていた歌はいつの日か私が確実に通ってきた歌だった。宿題も部活もテストもう無い人生だけど、それでも、あの感情を私はいまも覚えている。それは形を変えて今もきっと此処にある。遠くの方に今まさに発車しようとしている新幹線が見えた。ここ数年はなかなかゆっくり帰っていなかったけど、近いうちに帰省してみようと思った。

 10年後の「ねえ、今もだよ?」も、笑顔で聴ける自分でありたい。だからもう少し頑張ろう。丸の内で聴いた初恋で、初心を思い出した夜だった。

夕焼けだと思っていたら太陽だった

 「これが私にとって最後のおたくだろうな〜」と穏やかな気持ちで夕陽を眺めるみたいに応援しようと思っていたのに、気づいたら炎天下で真夏の太陽を浴びていました。メンカラがピンクじゃないことを知って衝撃を受けたあの日が懐かしい。夕暮れも太陽も向日葵も彩る橙色、流星くんにぴったりだな〜と今なら思います。いつだって光景に彩りを添える色ですね。

 私が春雷に打たれたかの如くなにわ男子さんを応援しはじめたのは、今年の春が終わる頃でした。

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これ以降友人に会うたびYouTubeのリンクを送りつけ、数年ぶりにこんな熱量の高いブログを書き、部屋(クローゼットの中だけど)にはポスターまで貼り、「私まだこんなに元気にオタクできるのか!」と自分でも自分に驚いている日々。一般論としてこれが女の人生にとって良いのことなのかは分からないけれど、それでも間違いなく言えることはたったひとつ、この人生には間違いなくあなたのお陰で楽しいと思えた瞬間があったということ。特別な日もそうじゃない日も、いつでも私の体温を上げてくれてありがとう。この世にあるキラキラしたもの、志のある人たちが一生懸命創ったものを世の中に届けたくて、そのお手伝いがしたくて私は今の仕事に就いてこの人生を選んだんだということを流星くんに出会って思い出しました。

 あなたのかわいくて強くて自分の人生を楽しむパワーが最強なところが大好きです。「かわいい」というあまりにもぴったりくる言葉がこの世に存在するせいで全てを一言で表してしまいがちなことが悔しいくらい。自分のツイート見返したらそういう鳴き声の動物なのかな???レベルでかわいいかわいいしか言ってないので、今後はかわいいのグラデーションをもっと様々な言葉で書き残しておきたいです。かわいいかわいいところが好きだけど、でもそれ以上にいつだって自分の好きなものを好きだとまっすぐ言える流星くんが好きです。いつかの雑誌で会話のテクニックとして「"ありがとう"を"大好き!"に言い換える」という話をしていたのが本当に印象に残っていて。物に対しても人に対してもこんなに「大好き!」っていう言葉を惜しみなく伝えられるひとを他に知らないし、好きなものを好きだと言えるその強さがなによりも綺麗だと思います。

 いつかキラキラ担当やかわいい装いに飽きてしまう日が来ても、その瞬間に流星くんがいちばん好きな世界観で生きている姿を見せてほしい。いつまでも流星くんが大好きだと思えるもので溢れている世界でありますように。ずっとずっと楽しく過ごしていてね。お誕生日おめでとうございます!大好きです。

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ダイヤモンドスマイル哲学 〜"相手役"じゃない王子様〜

 王子様だけど相手役じゃない。ダイヤモンドスマイルが描く"ちゃんと自分も大切にする"世界観が好きだと思う。

 どこをどう切り取っても王道ドドド真ん中キラキラアイドル系パフォーマンス。この世のかわいいをぜんぶ集めてきたような華美な衣装を纏って踊るお伽噺のようなMV(本当にこの衣装最高すぎ。世界でいちばん好きな布)。でもそんな完璧なまでの王子様たちは、決してただの"相手役"ではなくて。誰かの幸せを満たすためだけに生まれた架空の存在じゃない、自我もキャラクターもがっつり強い王子様。(勿論そうであって欲しいという勝手な願望が多分に含まれているけれども)「自分の幸せも大切にしているアイドル」の姿をMVから感じることができて、歌詞が描く優しい自己肯定感が目に見える世界になって現れたことが嬉しかった。

 MVで特に印象的だったコスメやソーイングメジャーやプリンといった小道具たち。7人だけで楽しそうなティータイム。キラキラが一方的に消費されていない、ファンを幸せにしたいと思ってくれる気持ちが伝わってくる一方でちゃんとなにわちゃんたち自身もめいっぱいはしゃいで楽しんでいる姿に幸せをもらった。そう、此処までこんなに長々と書き連ねたけれど結局は「楽しませてくれる」を超えた「楽しそう」にいちばん惹かれたという話だ。

 あなたが自分の好きなところもキライなところも素直に受け入れて、今よりも自分のことを大切に思えますように。世界には恋に限定されない愛もあるよ。ダイヤモンドが贈られる"いつか"を願って待つだけじゃなくて、自分が持っている石を磨いてみよう。私にとってダイヤモンドスマイルはそんなほんの少しだけ前向きな気持ちになれる歌だ。ラブソングであり応援ソングだなあと聴くたびに感じる。私はまだこの歌を生で聴いたことはないけれど、画面越しのパフォーマンスを見るたび、客席にいる誰よりもステージ上のなにわちゃんたちご本人が楽しそうに歌っている姿が、その笑顔の眩しさが心に残っているよ。自分の力で幸せになれる王子様たちと『今以上のキミ』がいつか出会えるかもしれない未来。ダイヤモンドを待っているだけのお伽噺よりもずっとずっと素敵なストーリーで甘い運命だと思いませんか。

「私を幸せにしてくれるあなた」に救われた瞬間は数えきれないほど在るけれど、でもそれ以上に「幸せそうなあなた」が私の幸せなんだよ。どうかこれからもずっとずっと毎日楽しく、健やかに、自分のために幸せで居てください。いつかは生で聴いてみたいです!ファーストアルバム発売おめでとう!

映画『メタモルフォーゼの縁側』感想

隕石は落ちない、ベッドシーンもない、誰も死なない物語。ふいに降り注いだひとしずくの「好き」が日々に波紋を描き、やがて毎日を鮮やかに染めていく。特に何も起こらない日常の延長線上みたいなストーリーがどうしてこんなに沁みるのだろう。それは多分、どこかに"覚え"があるからだ。私は確かにこの感情を知っている。

「好き」の深度が深くなるほど、光の届かない深海に潜っているようで。

浅瀬で太陽光を浴びながらちゃぷちゃぷ「好き」を遊んでいる人たちが、眩しくて羨ましくて妬ましい。

この時間は人生の役には立たない、そんなこともうとっくに気づいている。

でも、それでも、私を奮い立たせてくれる原動力はこの「好き」だけなのだということ。主人公うららの心情は全てのオタクが一度は味わったことのある感情ではないだろうか。

本屋でアルバイトをする女子高生うららと、書道教室の先生である75歳の雪さん。BL漫画という共通の趣味で繋がったふたりは、雪さん宅の吹き抜ける風が心地よい縁側でお茶を飲みながら新作の感想を語り合う。かけがえのないその時間が、ふたりの人生に新たな彩りをもたらしていく。

個人的にいちばん心に残ったのは、雪さんが娘との同居を決意し、住み慣れた自宅を離れるシーン。推しキャラとおそろいの洋服を身にまとう75歳の雪さんの「一緒に旅をするの」という心から嬉しそうな笑顔。年齢を重ねるということ、時が過ぎるということを確かに描写していながらもそれは決して悲しいだけではないというメッセージのようだった。いつか腰が曲がって体力も無くなって自由に走り回れない日がやってきても、それでも「好き」はきっと変わらず幸せをくれるもの。なんて優しい物語なんだろう。高齢で足腰が痛そうな雪さんがそれでもずっと幸せそうだったこと、うららの若さを愛おしむ描写こそあれど決してそれを羨んだり妬んだりせず、登場人物中の誰よりもハッピーに生きていたこと。なんだかとても救いだった。

うららと紡くん、えりちゃんの高校生らしい青い関係性も印象的だった。BL漫画という趣味を糧に生きるうらら、留学という夢を持ち自己実現を目指すえりちゃん、いつだって周りのひとを大切にしている紡くん。三者三様の生き方がどれも悪者や当て馬ではなく、それぞれの青春がきちんと大切にされていた。クラスで目立ついわゆる陽キャのえりちゃんが妬ましく思っていたうららが、「友達じゃないけど応援してる」に至るまでの心理描写。芦田愛菜ちゃんの表情演技が本当に繊細で、自分自身を見つめることでえりちゃんを許容できるようになっていく過程を見事に演じていた。

そして、目立つ特技や趣味があるわけではないけど周囲の人たちにずっと優しい、いつだって人を大切にすることを人生の真ん中に置いていそうな幼なじみの紡くん。恭平くんのふんわりして穏やかな雰囲気に合っていて本当に良かった!「イケメン陽キャの幼なじみ」という平坦なキャラ設定だけで終わらない愛らしさ。目標達成を目指すでも趣味に生きるでもなく「普通」に暮らしている紡くんの存在は、この物語にぐっと奥行きを生んでいたと思う。何よりあまりにも作画が少女漫画で驚愕した。顔が良いとか小さいとかカテゴリに対する賛美もそうなんだけど、なんというかもう作画そのものが少女漫画だった。凄い。

うららはきっとこれからもBL漫画を部屋の奥の段ボールに仕舞い続けるし、紡くんにだってその存在は隠し続けるのかもしれない。でも、自分が段ボールを抱えて生きていることを後ろめたく思うことはもう無いんじゃないかなあ。

自分の趣味を段ボールに閉じ込める。それは呪いではなく、光が届かない深海を泳ぐ密やかな愉しみ。此処にしかない楽園を、私は知っている。

「オタク」と「年齢」「時間の経過」という喪失の文脈で語られがちな概念を「好きなものを好きだと思い続けた先にある未来はきっと明るいよ」と晴れやかな世界観で塗り替えてくれる、そんな映画だった。ジャンルを問わず、心に秘めた趣味を持ったことがある全ての人に見て欲しい作品だと思う。優しい時間をありがとうございました。

オレンジ色のスカートを買った

 気づいたらクローゼットの半分以上がスーツとシャツになっていた。アラサーの会社員が合理性を追求した結果、黒とネイビーとグレーの整然としたグラデーション。もちろんジャニオタだから毎年現場前にはそれなりに浮かれて服も買っていたが、そんな特別な日のワンピースは片隅に追いやられて、手が届きやすい位置にはいつも数着のスーツとそのインナーがかけられていた。なんなら最近は現場服もモノトーンを選びがちになっている。仕事服と私服の境目が無くなりつつあるクローゼット。"それなりに"どこへでも行ける装いは、だんだん可動域が狭くなりつつある心の現れだったのかもしれない。

 もちろんただただカラフルで在ること、だけが良いわけではないと思う。常にオールブラックのファッションを貫いている友人の、鮮やかなメイクに映える漆黒の装いは本当に素敵だ。色数や明度は関係なく、ただ自分が好きな色を身に纏う、意志のある色選び。思想の有る行動。私がいつのまにか忘れてしまったこと。(逆に超効率重視で「俺は服装に囚われない!」と宣言し、同じ服を大量に買って毎日着まわすジョブズみたいな上司もいるのだがそれはそれで大いにアリだと思う)

 何を着ていいのか、何を着たいのかわからない。なんとなく黒とかネイビーとかグレーで自分を塗りつぶし、年々乏しくなるファッションや美容に対する感情を「年相応を身につけた」と無理やり変換しながら生きていた。そんな私を変えたのは、彗星みたいな出逢いだった。

 私はつい1ヶ月ほど前に大西流星くんのオタクとして爆誕を果たした(経緯は前回やたら仰々しく語ってしまったので割愛する)。「遂に私もメンカラピンクのオタクか〜〜〜!」という謎の確信を持ってまあ一応念のためにとメンバーカラーを調べてみたらピンクじゃなかったあの日の衝撃。「なんでピンクじゃないの?!」って声に出したことありますか?多分あの驚きは一生忘れられないと思う。グループ内の可愛い担当=ピンクという自分の凝り固まった安易な方程式を恥じた。そういえばなにわ男子さん全員可愛かった。そして本当のメンカラピンクを担う道枝くんは、確かにピンクを放つ人だった(個人的には"桃色"という響きがとても似合う方だな〜と感じている)

 流星くんのオタクになって1ヶ月、今のところ唯一手元にある映像作品である勝たんコンの円盤をひたすら再生した。9時入り26時解散の労働が続いた週はYouTubeにあるダイジェスト映像を深夜の首都高を疾走するタクシーの車内で眺めていた。ソーダポップラブを観ながら「可愛い」という理由で涙ぐむ大人。今思えばシンプルに怖い。新規ハイもここまで来るともう信仰の域である。多分近しい友人達は私のあまりの変わり様を本気で心配していると思う。

 なにわちゃんたちのステージ衣装はとにかく本当に可愛い。もはやまぶしい。「可愛い衣装」を実現させるスタッフさんの高い技術と、プロが創り上げたスキルの結晶をまとって立つ7人の共同作業によって最大限に発揮されるステージの魔法。特に「可愛い衣装で可愛く立っている自分たち」で在ることへの一切妥協のないプライドを感じる瞬間がたまらなく好きだ。そして、労働の隙間を縫って「今日も可愛い!!好きです!!!」のエナジーチャージを繰り返すうちに、なんとなくあの暗い色のクローゼットを変えてみたいと思うようになっていたのだ。ほんのひと月前まで「何が着たいのかよくわからないからとりあえず無難で…」と言っていたのに、自分でも驚く気持ちの変化だった。私の世界に突然現れた彗星みたいなオレンジ。鮮やかな七色に夢中になっているうちに思い出したこと。キラキラしたものが好きで、鮮やかな色に惹かれて、華やかな世界にあこがれて、そうやって生きてきた結果が今じゃないか。私の好きな色はちゃんとここにあったんだよ。

 仕事がようやくひと段落した昨日、私は新しいスカートを購入した。これを着て出かける予定も特にない。着る機会があるかもわからない、それでもいい。好きだと思える色の服をもう一度買えたということが嬉しかった。あと「明日どれにしようかな〜ってリップを選ぶ時間は、翌日のモチベーションを高めるための習慣」と語っていた流星くんの記事がとても印象的でずっと大切にしたいなと思う言葉だったので、ひさびさにコスメもたくさん買ってみた。自分で自分を幸せにできる人に私もなってみたいと素直に思えた。

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 一般企業に勤めるOLがなにわ男子さんを好きになって、自分の好きな色をほんの少しずつ取り戻しつつある話でした。スパンコールも羽根もミニスカートもきっと着れないけど、立派な大人と言われる年齢だけど、私は私なりにもう少しだけ好きな色を着てこの人生を生きてみようと思う。スタッフさん、長尾くん、いつも素敵な衣装をありがとう。7人とも、ずっと可愛く居てくれてありがとう。あなたたちの可愛いに救われている大人が、きっとこの世界には大勢います。どうか身体だけに気をつけて、みんながキラキラした鮮やかな夏を過ごせますように。

パンクした限界社会人がなにわ男子さんに救われた

 その日、私は限界だった。極めてシンプルなキャパオーバーである。記憶にある限り初めての経験だった。担当している全業務がほぼ同時にパンクしてしまい、どれ一つとっても納期に間に合いそうにない。積み上がったタスクが360度の壁となり、まさに文字通り身動きが取れない状態にまで追い込まれていた。

 もうこの段階まで来てしまうと後はいかに被害を少なくできるかを考えて調整を重ねるしかない。しかし繰り返すが、その日の私は限界だった。指が動かない。頭が働かない。今となっては本当に不思議だが、PCの電源を入れることすらままならなかった。被害の大きさだけで言えばもっとヤバい状況になったことだって数えきれないほどあるはずなのに。「どうしようトラブったヤバいヤバいヤバい無理!」と言いながら数々の荒波に揉まれて結構な年月を生きてきたが、本当に限界値に達した人間は「ヤバい」すら口に出せなくなるということをこの日初めて知った。(今思えば作業量そのものよりも疲労により処理能力が極端に低下していたことが問題だったと思う。)

    身体が動かない、脳が考えることを拒否している、己の肉体のはずなのに全く制御が効かない。混乱しながら会社用端末をベッドにダイブさせて現実逃避に縋った私用のスマートフォン。見慣れたYouTubeのアイコンに吸い寄せられるように触れた指先。そして目に飛び込んできた、一本の動画。

youtu.be

 目が覚めるような鮮やかなイエローと「なんかすんごい笑顔だなこの子たち……」とぼんやり思ったことを今でも覚えている。(言ってもまだ一ヶ月もたたない割と最近の話だが)

   太陽光を浴びた気分になれるようなキラキラした映像と前向きで優しい言葉が並ぶ『サチアレ』のMV。僅か3分足らずのこの映像で、信じられないくらい号泣した。我ながら狂気を感じるレベルの決壊っぷりだったと思う。なにもかもが眩しすぎて、なんの涙なのかもよくわからないままとりあえず引くほど泣いた。そして力を振り絞って動かした親指でリピートしてはまた泣いてを何度か繰り返しようやく涙が止まった頃。「なにわちゃん、なんか好きかもしれない」は、「好き!!!!!」に変わっていた。

 ちょうど少し前に知人から「○○さんはなにわちゃんハマると思いますよ〜」と勧められていくつか動画を見て「たしかにカワイイな〜!これは人気でるよな〜!」となんとなく思っていたのだが、限界を迎えた朝に見た彼らはこれまでとは全く違って見えた。なんというか、風邪引いたときに食べるお粥だった。「今の私に必要なのはこれだ……」と直感が降臨した(自分でもどんな表現だよと思うがお粥アイドル…!とマジで感じた)こうして私は、ベッドから出ることに成功した。関連動画のサムネイルをタップした。画面に触れた指先はもう明確な意志を持っていた。

 動画を順に追っていて気付いた。なにわ男子さんたちは、身内(メンバー同士)であっても行動や会話を全否定しない。話の流れでツッコミを入れることはあっても、その直後には優しい言葉をそっと贈り合うような関係性。なんて胃に優しいアイドルなんだ!シンプルにめちゃくちゃ感動した。ちゃんと面白いのに誰も傷つかない。どの動画を見ても提供される「愉しさ」のバランスがとても心地よくて、なんだか新鮮だった。

 そして何よりも7人の笑顔。サチアレのMVなんてもうどこをどう切り取っても常に満面の笑み。「笑顔は人を幸せにする」なんていう最早くたくたになるまで使い古された表現がこの歳になって実感できるなんて思いもしなかった。ここからは一方通行にも程がある烏滸がましい話だが、こんなにたくさんの笑顔を浴びたのが本当に久しぶりだったのだ。たとえ画面越しだとしても。直接会ったことも話したこともないアイドルだったとしても。「この子たちどの動画でもいつもめっちゃ楽しそうだな〜」と思って見ていたら本当に不思議なことに、なんか私まだ頑張れるかもしれないという気持ちがじわじわ湧いてきた。きっと彼らは何も知らなくて純真無垢だからいつも笑顔でいられるというわけではなく、寧ろ私とは比べられないほど大変な思いをしてきたはずなのに、目を覆いたくなるような光景も見てきたはずなのに、それでもめちゃくちゃ楽しそうに笑っている。「その瞬間を楽しんで生きること」に常に全力を注いでいるなにわちゃんたちの姿勢に、いつのまにか私まで画面を見つめながら笑顔になっていた。ついさっきまでこの世の終わりみたいな顔をしていた女が、決壊したように泣いて、最後には笑顔。文字にするとなかなかパンチの効いた恐ろしい光景であるが、兎にも角にも「今日を笑顔で生きるより大切なことなんてこの世にあるか?!いや無いな!!こんなところで凹んでる場合ではない!!!」と謎の闘志に火がついた私は、結果的に無事なんとか出社に漕ぎ着けることができた。

 出社途中に一瞬東急ハンズに立ち寄り、今まで使っていたものよりもひとまわり大きいサイズの手帳を買った。文字で埋まり過ぎて解読困難なほど真っ黒になってしまった古い手帳を、出勤してすぐに捨てた(正確にはマスキングしてシュレッダーにかけた。地味に大変な作業だった。)そして、まっさらなページに全てを書き直した。パンクした限界社会人がもう一度動き出した瞬間だった。

 もしあの朝なにわちゃんの動画を見る前の精神状態がずっと続いていたら、近い将来に本当の意味でメンタルを病んでいたかもしれない。仮定の話で済んだのは、間違いなくサチアレがきっかけだった。あの笑顔に救ってもらったと思う、本当に。

 

 世界一胃に優しいアイドルたちにありがとうを込めて。無闇に仕事を抱え過ぎた自分に戒めを込めて。なにわ男子さんのファンになった日の最初の記憶でした。

 (CDと円盤を買って単純に曲がめちゃくちゃ好みだということもわかったので、そのエントリーもいつかまた書きたい)

【5年半ありがとう】ジュニアエラの心に残った言葉たち

 小中学生向けニュース月刊誌『ジュニアエラ』(朝日新聞出版さん)でのSexyZone連載が、本日発売の2022年3月号にて最終回を迎えました!多数の名言を生み、時にはTwitterでのバズまで巻き起こした5年半。個人的に心に残っている回をURLと共にピックアップしてみました。

Sexy Zone中島健人くんが自己肯定感の高め方をアドバイス アイドル首相さえ目指す“前向き”の秘訣は?〈AERAhttps://dot.asahi.com/aera/2020102100065.html

「継続」によって自己肯定感は高めることができるという健人くんの提案。行動自体は必ずしも大きなことである必要はなく、寧ろ自分自身がストレスなく出来る程度のささやかな習慣でもいい。「『決めたことを続けている』という意識が自信に繋がる」というのは私には無かった視点だったので勉強になりました。彼の語る言葉は(意外にも?)読者にも再現可能な思考法や行動論が多く、トライアンドエラーをひたすら実践してきた人の語るHOWTOであることが窺えます。「自分の言葉で思い入れを語れる人は美しい」健人くんのそんな美学に触れることができる回。健人くんの格好良さは、自分で自分にがっかりしちゃうような行動を絶対にしないあの生き様にあるんだと思う。

Sexy Zone マリウス葉くんが嫉妬しないために最近していることとは? 読者の質問に名回答〈AERAhttps://dot.asahi.com/aera/2020042800006.html

 「人に執着してしまう傾向があり、友人や好きなアイドルを自分だけのものにしたいと思ってしまう」という自分のファンに対して、「僕は誰のものでもない(笑)」と言い切ったマリちゃんが好きすぎる回。「あなたは誰のものでもないし、あなたの友達も誰のものでもない」ということに人生の早い段階で気がつくことは本当に大切だと思う。マリちゃん回でこの質問をチョイスしてくださったことが嬉しい。ジャッジを下さないでただ感情の変化を追ってみる。ケーススタディを積み重ねることで例えメンタルが乱れるような事態が起こっても受け入れられるようになる。心がけたいものですね。まだまだ自分の考えが浅いことに気付かされるマリちゃん回はいつも学びの多い回でした。

Sexy Zone菊池風磨くんの中学受験アドバイス 「まったくわからない」をなくす作業から始めて〈AERA

https://dot.asahi.com/aera/2019060300072.html

  「基礎から順にやってたら応用問題は自然とできるようになる。問題ってそんな意地悪にできてないから」この言葉がとても印象的だったふうまくん回。問題って意地悪にできてない、体系立てた受験勉強を一通りやり終えた経験がある人の言葉だと感じました。

 アイドルという希少性の高い職業に就いていながら、受験や学歴による恩恵を明確に感じていて、それらには大きな意味があると確固に信じているふうまくん。おそらく読者の多くにとって一番身近な話題である「勉強」について、価値がある行為だということを実感込めて提示してくれる回でした。受験勉強とそれに付随するあの閉塞感や孤独を味わった経験が、人一倍大変だったであろう時期が、今と未来のふうまくんを支えてくれる武器になってくれますように。勝手に願っています。(文末のキラーワードでおたくがどよめいたのも懐かしいですね)

Sexy Zone佐藤勝利くんが相談に乗ることについてアドバイス 「心配でも相手の人生の操縦桿は握れない」〈AERA

https://dot.asahi.com/aera/2021052800016.html

 個人的にとても印象に残っている回です。「人から打ち明けられた悩みに深入りしすぎて、自分がしんどくなってしまう」というお悩み相談。「自他境界線をしっかり引くことが相手を守ることにも繋がる」というのが勝利くんの返答の主旨でした。「心配でも、歯痒くても、相手の人生の操縦桿は握れないし、握っちゃいけない」本当にその通りだと思います。私の人生において、もっと早く気づくべきだったと思っていることの一つでもあります。

 先述のマリちゃんもそうですが「自分の人生は自分だけのものであり、また他人の人生もその人だけのものであり、どれだけ近い関係性だったとしても干渉する権利は誰にもない」というマインドがセクシーは5人ともわりと強固に存在しているんじゃないかなあ。自我が人一倍強いからこそ、他人の主張も尊重できる人たちの集団。その考え方を「グループ活動から学んだ」という勝利くんの言葉が、嬉しくもあり、少しだけ切なくもあり、そしてなにより心強い。センターがセンターたる所以を感じることが出来る回でした。

Sexy Zone松島聡くんが「気にしい」にアドバイス 「すごく前置きするのも手です」〈AERA

https://dot.asahi.com/aera/2021090600013.html

 「今から言う意見は聞き流してくれてもいいからね、と前置きをひたすら入れる」「繊細な性格で自分の意見を伝えることが苦手だと予めカミングアウトしておく」聡ちゃんが"気にしい"なままで生きていくためのライフハックを教えてくれる回。自分を変えることは難しくても、アウトプットを工夫することで状況は変えられる。周囲が助けてくれるようになる。悩んで、試して、実感して一歩ずつ進んできた彼の言葉はいつもとても優しい。

 「今の自分も肯定して、次の行動を考えよう」という聡ちゃん回のスタンスがとても好きでした。聡ちゃんの紡ぐ言葉は、もしかしたらいつかどこかで聡ちゃん自身を救ってきてくれた言葉なのかもしれないですね。

 本日発売の最終回。「自分もしっかり思春期を通ってきたから答えづらい悩みはなかった」「ここで答えている言葉は、そのときそのときの『今』にしか辿り着けない答えだった気がする」というふうまくんやケンティの言葉通り、長い人生のなかで心が最も揺れる季節を一緒に歩んできた連載だったんじゃないでしょうか。「好きなアイドル」を起点に、読者が受験や人間関係や人生に向き合えるきっかけを届ける。個人的には歴代でも一二を争うくらい「SexyZoneらしい」お仕事だと感じていました。

 そして、きっと今まさに心揺れる季節を駆け抜けているであろうHiHiJetsさんもこれ以上なく適任だと思います。気が遠くなるくらい遠い昔に大人となってしまった私ですが、これからも『ジュニアエラ』楽しみにしています。5人の優しい言葉を、丁寧な仕事で伝えてくれた5年間。本当にありがどうございました。

【おまけ】

Sexy Zone中島健人くんが「オタ卒」を悩むファンに「おまえは俺から離れちゃダメ!」〈AERA

https://dot.asahi.com/aera/2019110700058.html?page=1

「(10年後の自分は)映画とか作ってそうだな」2019年11月、健人くんの言葉。最後に記しておきます。いつかこのブログの続きを書ける日が訪れますように。