POPMALLの大西流星さんの感想を一息で語る

現場でもオープニングからラストまでずっと「流星くんかわいい〜!!!!!」とぶち上がっていたけど、円盤のおかげであの夏のかわいいを構成していたレシピをやっと確認できた気分です。がっつりラメもほんのり桃色の頬もばっちり上げた睫毛も全部が最高だ…

映画『夜明けのすべて』感想

一人で来ていた中年の男性はイビキをかいて爆睡していた。本編上映の直前までスマホを触っていた高校生くらいの女の子2人組はエンドロールの途中で「よくわからなかったね〜」と言いながら席を立った。頼むから勘弁してくれ!静かに観させてくれ!と内心思っ…

私は結局何が好きだったのか

思えば、物心ついた時からジャニーズが好きだった。お小遣いを握りしめて友達とドキドキしながらショップに並んだ幼少期、遠征という単語を覚えて友人と全国各地に飛びまわった大学生時代、仕事や恋愛が占めるウエイトが大きくなるに連れて現場からは離れつ…

気持ち次第で世界は変わるから 『Make Up Day』が好きだという走り書き 

染まって、光って、滲んで、混ざって、彩りを添える。現在の私はいろんな感情や日々のタスクが頭の中で絡まって混ざり合い混沌としているけれど、そうやって毎日少しずつ色を変えることを繰り返しながら続いていくのが人生なのかもしれない。そんなことを思…

自分を幸せにするための言葉

「緊張したときは『楽しみー!』って言い続けて自分の脳をだます」 「言葉で自分を納得させる」 「幸せとか楽しいとか声に出すことでほんまにそういう気持ちになるし、気持ちが明るくなる」 「自分を幸せにするための言葉を言っていたら、絶対に可愛くなって…

暮らしとアイドル、この3年間のこと

明日から新型コロナウイルスの感染法上の分類が、「5類」に引き下げられるそうです(インフルエンザ等と同じ分類にあたるらしい)。この3年間ってなんだったんだろう?という未だに答えを持たない感情をせめてそのまま文字に残しておこうと思い、これを書き…

限界OLと深夜のハッピーサプライズ ~『ハッピーサプライズ』感想~

どうせ耳を塞ぐなら、せめて好きな音が良い。そう思いながら初めての再生ボタンを押した。本当はこの仕事の山場を越えるまで大切にとっておいて、達成感と共に聴くはずだったハッピーサプライズ。実際は深夜と明け方のあいだみたいな時間帯に、疲れ果てた体…

丸の内で1st Loveを聴いたら泣けた

着慣れたスーツに見慣れた街。部屋中探しても初心のひとかけらも残ってないであろう疲労困憊の私。多分ここから世界でいちばん遠い場所の歌だなあ、と思いながら『1st Love』を再生する。移動時間の気分転換にかわいいかわいい流星くんの声を聴いてよっしゃ…

夕焼けだと思っていたら太陽だった

「これが私にとって最後のおたくだろうな〜」と穏やかな気持ちで夕陽を眺めるみたいに応援しようと思っていたのに、気づいたら炎天下で真夏の太陽を浴びていました。メンカラがピンクじゃないことを知って衝撃を受けたあの日が懐かしい。夕暮れも太陽も向日…

ダイヤモンドスマイル哲学 〜"相手役"じゃない王子様〜

王子様だけど相手役じゃない。ダイヤモンドスマイルが描く"ちゃんと自分も大切にする"世界観が好きだと思う。 どこをどう切り取っても王道ドドド真ん中キラキラアイドル系パフォーマンス。この世のかわいいをぜんぶ集めてきたような華美な衣装を纏って踊るお…

映画『メタモルフォーゼの縁側』感想

隕石は落ちない、ベッドシーンもない、誰も死なない物語。ふいに降り注いだひとしずくの「好き」が日々に波紋を描き、やがて毎日を鮮やかに染めていく。特に何も起こらない日常の延長線上みたいなストーリーがどうしてこんなに沁みるのだろう。それは多分、…

オレンジ色のスカートを買った

気づいたらクローゼットの半分以上がスーツとシャツになっていた。アラサーの会社員が合理性を追求した結果、黒とネイビーとグレーの整然としたグラデーション。もちろんジャニオタだから毎年現場前にはそれなりに浮かれて服も買っていたが、そんな特別な日…

パンクした限界社会人がなにわ男子さんに救われた

その日、私は限界だった。極めてシンプルなキャパオーバーである。記憶にある限り初めての経験だった。担当している全業務がほぼ同時にパンクしてしまい、どれ一つとっても納期に間に合いそうにない。積み上がったタスクが360度の壁となり、まさに文字通り身…

【5年半ありがとう】ジュニアエラの心に残った言葉たち

小中学生向けニュース月刊誌『ジュニアエラ』(朝日新聞出版さん)でのSexyZone連載が、本日発売の2022年3月号にて最終回を迎えました!多数の名言を生み、時にはTwitterでのバズまで巻き起こした5年半。個人的に心に残っている回をURLと共にピックアップし…

ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories"

本題に入る前に、まずは人生初のドルビーシネマについて記録しておこうと思う。 「ドルビーシネマってつまり何?」「音質の差だけでこんなに価格が変わるものなのね…??」と思いながら好奇心だけでやってきたT・ジョイ横浜の最前列。(丸の内はどうしてもチ…

枯れても咲いたんだ ~「SZ10TH」感想~

私が今まで体験してきたアイドルの10周年コンサートは「おかげさまで無事に大きくなりました!」という一種の通過儀礼であり感謝祭だったけれど、今回のSZ10THはまるで性質の違うものだった。どう見ても無事ではない瞬間が確かにあって、揺らいだ時期も存在…

風磨くんとonline

2020年3月29日、25歳最初の風磨くんはどこか少し寂しそうに見えたことをよく覚えている。勿論これは私の主観に過ぎない話だけれども。「Johnny's World Happy LIVE with YOU」YouTubeライブ配信でオンラインに乗った風磨くんの姿。この日を境に全国各地でコ…

何処にも行けない世界にドラマを ~SixTONES 「1ST」感想~

「アイドルとは思えない音楽性の高さ」という文脈はある程度語りつくされた感がある2021年。近年のアイドルソングが標榜する音楽が王道ポップスという枠を超えて実に多彩な色を奏でていることは、音楽シーンに全く詳しくない私ですら肌で感じている。 でも、…

2020年11月、東京の観劇事情と「エレファント・マン」感想(後編)

小瀧くんのこと 演出が森新太郎さんで、演目が『エレファント・マン』。 そのふたつの知識だけを握りしめて着席した。座長の小瀧望くんに関しては、私の応援している菊池風磨くんのお友達のとにかく顔の造形が美しい関西出身のアイドルの方という認識しか持…

2020年11月、東京の観劇事情と「エレファント・マン」感想(前編)

先日、世田谷パブリックシアターで「エレファント・マン」を観劇した。おそらく私にとって今年唯一の観劇になるであろうこの作品。劇場に用意された自分の座席に座る、ただそれだけのことがこんなにも遠くなってしまった今年。 結論を先に書いておくと、本当…

アイドルが歌う"自問自答" 〜SexyZone「NOT FOUND」感想〜

息苦しいほど切実な焦燥感を、お洒落なサウンドアレンジとデザイン性の高いアートワークでパッケージして届ける。着飾ることに器用で伝えることに不器用な“5人らしさ”が昇華された楽曲。それが、NOT FOUNDを初めて聴いたときの感想だった。 音楽に全くもっ…